受け取る言葉

 

最近、「ある言葉が今も心に引っかかっていて~」というお話を続けてお聞きしました。

 

例えば「昔、お母さんにこんなことを言われ とっても辛かった」と

すごーく心に残っているのに、お母さんは覚えていない…。

みなさんも そんな経験ってありませんか?

 

言われた方は覚えているのに、言った本人は覚えていない。

 

こんなことは意外と多いものです。

記憶は曖昧なもの。

本当にそんな言葉だったのかどうか、

本当にそれを言われたのかどうかさえ、

今となっては定かではない。

でも、その思いは消えない。

 

 

人との関係は鏡のよう。

言葉は自分の思いを映し出したように現れます。

相手が 言ったのを覚えていない という時は、

その言葉を「言わされている」

自分がその言葉を「引き出している」…

と聞いたことがあります。

 

そう思うと その言葉をいつまでも抱えているのではなく、

自分に必要な言葉だったと受け止め、消化すると

その言葉が生きてくるのかもしれませんね。

 

 

私も時々「あれ?なんでこんなことを言っているんだろう?」

言わされてるな~ って感覚の時があります。

それはきっと その人にとって、今必要な言葉なのでしょう。

 

逆に何かを言われて引っかかった時は、自分の状況をちょっと離れた所から

眺めてみて、自分の言葉として受け取ってみます。

そうすると「あ、そうか~」と納得することも。

 

 

映してくれる相手がいるということは ありがたいこと。

嬉しい言葉も、厳しい言葉も、言葉にしてくれて ありがとう。