老化も素敵?

 

寒いですね~。

今日は珍しく大阪でも雪が散らつきました。

でも時折顔を見せてくれる太陽は、春の日射しですね。

 

さて、今日は老化について思うこと~。

 

私はもともと視力がとてもよかったので、老眼になるのが早く、

もう5年程前から老眼鏡のお世話になっています。

 

眼鏡をかけるのは、基本 字を読む時だけ。

それ以外は眼鏡なして過ごしているのですが、

たまたま眼鏡をかけたまま家の中をウロウロしていたら、

「え? なに? これってホコリ? … 」

 

そうなんです。

いつの間にかホコリなんかも見えにくくなっていて、お掃除がものすごく

大雑把になっていたのです(>_<)

怖いですね~。

 

ちょっとショックだったのですが、でも老化って悪いことばかりではありません。

よく言えば、こだわりがなくなっていく。

まあ、いっか~。

って思えることが多くなっていく。

気持ち的には、逆に楽にもなっていくのです。

 

若い時には頑張って、我を張って、それに見合う体力も気力もあるので、

なんとかそれを押し通していく。

 

まあ、私はまだ頑張ることも必要な年代ですが、

80代の父を見ていると、うまく諦めていくことも大切なことに気付かされます。

 

思うように身体が動かず、今までの生活の仕方を見直さなければいけなかったり、

今までやってきたことを止めなくてはいけなかったり…。

辛いことではあるのだけれど、執着心を手放すと、ある意味それは

楽なものにもなるのではないか? とも思うのです。

 

「諦める」という言葉には、本来「明らかにする」「つまびらかにする」

という意味があるそうです。

物事の道理が分かり、なぜそうなっているのかが明らかになると、

納得して諦めることができる。

 

執着なく諦めることができると、今の自分にとって大切なことというのも

また見えてくるでしょう。

 

こうやって一つ一つ手放した後に残るものって何なのかな?

そして最後はこの世への執着もなくなって、全て手放して

気持ちよく旅立てるのかな?

 

それは実際にその年齢になってみないと分かりませんね。

 

老化っていうとなんか避けて通りたいものっていうイメージがありますが、

このシステムってうまくできているなぁ って私は思います。

 

一つ一つ扉を閉じていく。

シンプルになっていく。

誕生のシステムにも、終えていくシステムにも、神秘を感じます。